Case 03

木造2階建て個人住宅

施工年月:2025年8月
住所  :長野県千曲市
建築物 :新2号建築物
型式  :CHAINWIATER-Z1plus
施工事例写真1

同じ境遇の方に知ってもらいたい。


【実際に導入されたご家族の声】

9歳になる下の子は、寝たきりの障害を持っています。

自宅のリビングが2階にあるため、移動のたびに抱っこして階段を昇り降りしていたのですが、その移動中に私が腰を痛めてしまいました。このままではいけないと思い、昇降機やエレベーターの設置を検討し始めました。

しかし、選択肢は驚くほど限られていました。

階段昇降機は座れることが前提のため、寝たきりのうちの子は利用できません。さらに、階段の角度が急すぎて構造的に設置も不可能でした。

そうなると家庭用エレベーターしか選択肢がなかったのですが、「本当にこれで良いのだろうか」と夫婦で踏ん切りがつかず、どうすれば良いか分からないモヤモヤとした気持ちを抱えていました。

そんな時、他の選択肢があることを知りました。

それが”チェーンウェイター”です。

話を聞く中で特に心に残っているのは、子供の将来の成長まで見据えた提案をいただけたことです。

今は子供用のバギーに乗っていますが、体が大きくなれば車椅子も大きくなり、将来的に呼吸器などの医療機器が必要になる可能性も指摘されました。

せっかく設置しても、将来的に車椅子が乗らなくなってしまうかもしれない、という視点は私たちにとって目から鱗でした。

その時々のことだけでなく、将来にわたって安心して使い続けられることが、私たちにとって何よりも重要だと気付かされたのです。

実際に導入してみて、透明なデザインも非常に気に入っています。外からも中の様子が見えるので、子供が一人で乗っていても安心ですし、昇り降りしている家族の顔が見えるのは、想像以上の安心感があります。

これまで、世の中のバリアフリー設備は、ごく一般的な簡易な車椅子を基準に作られているように感じ、どこか社会から取り残されているような感覚がありました。

しかし、チェーンウェイターの方々は、私たちの状況や将来の不安にまで寄り添い、最適な提案をしてくれました。

同じように悩んでいるけれど、まだこの選択肢を知らない方は、きっとたくさんいると思います。

そういった方々に、ぜひこの存在を知っていただき、選択肢が広がることで、より安心な生活を手に入れてほしいと心から願っています。