「妻の退院までに、夫が選んだもの」
茨城県下館市で、長年にわたり地域に愛されてきた老舗の和菓子屋さんからご連絡をいただきました。
奥様が入院されており、退院後は車椅子での生活になること。そして奥様ご自身が「一人でも2階に移動したい」という強い気持ちを持っていらっしゃること。
退院までに、自宅で安心して過ごせる環境を整えたい。
その一心で、2階に上がれる福祉機器を探されていました。
まず検討されたのは階段昇降機でしたが、ご自宅の階段が急すぎて設置ができませんでした。
仮に設置できたとしても、車椅子から昇降機への載せ替えには身体的な負担だけでなく、精神的な負担も大きく、現実的ではなかったといいます。
ホームエレベーターの設置も検討されましたが、最終的に選ばれたのはチェーンウェイターでした。
チェーンウェイターの存在を知ったのは、展示会などでチェーンウェイターを知っていた方と出会い、お問い合わせをいただき、製品についてお話しさせていただく中で、「これだ」と感じていただけたそうです。
お施主様は古い骨董品を愛する一方で、時代を先取りするような新しいものにも強い関心を持つ方でした。
チェーンウェイターの「下から押し上げる」という独自の構造や、その背景にある思想に深く共感され、購入を決断されました。
古きものの価値を見抜く目が、新しい技術の本質を捉えたのかもしれません。
しかし、設置に向けた現地調査では2つの課題が見つかりました。
1つ目は、段差解消機に定められた法的な昇降制限を超えてしまうことです。
これに対しては、床面を上げたうえでスロープを設置し、昇降距離を制限内に収める方法で対応しました。
2つ目は、設置建屋が鉄骨造りであったため、標準タイプでは建物の柱に干渉してしまうことでした。
こちらについては、カスタムサイズでの設計・製作を行い、建物の構造に合わせた形で設置を実現しました。
現場の条件は一つとして同じものはありません。
法的な制約や建物の構造といった壁があっても、一つひとつの課題に向き合い、最適な形を見つけていく。それが私たちチェーンウェイターのものづくりです。
奥様の帰りを待つご自宅に、2階への新しい道が生まれました。
「うちの家にも設置できるのだろうか」「こんな条件でも対応できるのだろうか」そう思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。
建物の状況やご家族の暮らしに合わせて、私たちが一緒に最適な方法を考えます。
